今月のドルチェは、トスカーナ発祥のお菓子「Zuppa ingrese ズッパ イングレーゼ」です。
イタリア語で<ズッパ>はスープ、<イングレーゼ>はイギリス風。昔からトスカーナには、イギリス人が多く入植していて、彼らが好んで食べたと云われています。最初は zuppa del duca ズッパ デル ドゥーカ (公爵のスープ)と呼ばれていたそうです。
伝統的なズッパイングレーゼはこちら。↓
スポンジ生地を真っ赤なリキュール<アルケルメス>のシロップに浸し、カスタードとチョコレートの2色のクリームと交互に重ねて盛りつけるのが伝統的なスタイルです。
今回は、濃厚な卵黄の<カスタードのジェラート>、アルケルメスが香るスポンジケーキとほどよい甘さの<チョコレートのクリーム>をそれぞれを盛り、さくっと香ばしいメレンゲを添えました。お好みの味をスプーンですくって、ブレンドしながらお楽しみください。
イタリアに想いを馳せる<アルケルメス>の薫り
ズッパ イングレーゼなど伝統的なドルチェには欠かせない<アルケルメス>は、16世紀にフィレンツェのサンタマリア・ノヴェッラの僧たちによって作られたリキュールです。昔からのレシピは今でも大切に伝承され、オレンジピール、シナモン、アニスなど様々なスパイスの薫りと鮮やかな赤色が魅力。 イタリアの記憶を蘇らせてくれるような甘く爽やかでエキゾチックな薫りです。
メレンゲは、極上の香ばしさとサクサク感が絶妙な美味しさ。
シェフのこだわりで、焦げる寸前まで巧妙に焼き上げています。 コーヒー、エスプレッソには、コロンと丸いメレンゲを添えてお出ししています。

Zuppa inglese 2019.
濃厚なチョコレートのクリームと アルケルメスに浸したトルタ、 濃厚な卵黄のジェラート “ズッパイングレーゼ 2019”
パスタ工房のあるレストラン
イル リストパスティフィーチョ ダ アッカ
Il ristopastificio da H
Open 11:30~14:00/18:00~22:00 (日曜21:00)L.O.
水曜定休(木曜日は夜のみ営業)
ご予約はお電話にて承ります。Tel.03-4291-9505
◆東京メトロ 千駄木駅(団子坂出口)から徒歩2分 Access





「春のニョッキ」は、旬のヤリイカとグリーンピースをトマト煮で。新鮮なイカの食感と、肝の濃厚な旨味をお楽しみください。優しい甘みのグリーンピースがアクセント。
ガルガネッリやニョッキの成型に使うのは、こちらの道具。

ラザーニャ つくば鶏のトマト煮込みと自家製のリコッタチーズ
<前菜>大山鶏モモ肉と砂肝の低温オリーブオイル煮 レンズ豆のサラダとザクロ





皮ごと焼いたリンゴのタルト・タタンは、果実の味わいがぎゅっ凝縮。リンゴの表面はバーナーで炙ってキャラメリゼ。甘い薫りが立ち上ります。
Tarte tatin di mele con gelato fior di latte , pop corn caramellati e meringa.
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粉とジャガイモだけで作るシンプルなニョッキは、素材の味が決め手。ひと手間かけたジャガイモを使っています。お砂糖を使っているの?と聞かれますが、ジャガイモ本来の旨味と甘みを存分に生かして。
蛸は時間をかけてじっくり火を通し、ほろりと柔らかく仕上げました。蛸の旨味とブロッコリーの滋味と香り。ニョッキの優しい甘みが広がります。オリーブオイルでシンプルに仕上げたジャガイモの美味しさを感じる一品です。
Gnocchi di patate con polpo e broccolo.



Agnolotti del plin